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・蘇芳　輪
前世で別れた蘇芳姫の外見を受け継いだ少女。
ガサツな俺女。
まぁなんやかんやあって付き合うことに。

その後、主人公は輪に言う。
「前世なんてどうでもいいんだよ。俺は輪が好きだから」
と言うと悲しそうな顔をして叫ぶ。
「お前にとって前世なんてそんな簡単なものなのかよ！　本気で好きじゃなかったのか！？」
出会ってすぐに、
「俺には前世の記憶があって、そこでは俺と君とは恋人だったんだ。過去では守れなかったけど、現代では守る！」
と言い続けてきた。
輪から見ると、自分は前世の蘇芳姫に似ているから好きになられた。
そんな主人公が「前世のことなんてどうでもいい」と言った。
ということは蘇芳姫に似ている自分への愛情もどうでもいいという事なのだろうか？
ととったのだ。まぁその後なんやかんやあって仲直り。


これ重力操作して壁にでも立ってるのか？
※　一応言っておくとネタ。



・蘇芳　結
前世で別れた蘇芳姫の記憶を受け継いだ少女。
これが『ミスキャスト』の意味。
結構毒舌で常識人。
まぁなんやかんやあって付き合うことに。

その時輪と結の精神が入れ替わる事態が発生！！

いや自分もびっくりしたよ。
久優「それはあるプールの日の事でしたー」
輪「あぶなーい！」
結「きゃあぁぁー！」
ガツンッ！
でやられた時にはな。昭和か！

そして結も輪と同様に悩む。
蘇芳姫に似ている輪こそ主人公が好きな相手じゃないかと。
そんな時に起こった事故。
今は蘇芳姫の顔をしてる輪に、記憶を受け継いだ結の精神が入っている。
ならこの状態が一番望ましい状態じゃないのだろうか？
それを聞く結、だけどそれに主人公は答える。
「外見がどうあろうと、結は結だろ？」
というわけでなんやかんやあって終り。




・望月 久優
前世の記憶を持っている、という主人公の話を信じる幼馴染。
巨乳。
なんやかんやあって付き合うことに。

自分の幸せは主人公が幸せになること。
主人公の幸せは小さい頃から何度も聞かされている、
蘇芳姫の生まれ変わりの人と幸せになること。
この気持ちはさらけ出したらいけない。
秘めたままにしないといけない。
だけど、なら最後に、主人公に幸せをもらいたい。
と抱いてもらう。

それから当初は蘇芳姫の生まれ変わりである輪と付き合わせようとしたが、
まぁなんやかんやあって付き合うことに。
主人公「いいのか？　前世の記憶がある俺が、蘇芳姫のことをあきらめて」
輪「いいんだよそんなこと。過去は過去で、今は今だ。お前は今、お前なんだ」
結「それでも納得できないと言うなら、私が、蘇芳姫の記憶を持ってる私が許すわ」
となんやかんやあって付き合うことに。


自分の気持ちを押し殺し、誰にも届かない告白をする。
というのを他のルートでやりやがった。
これは一度このルートで入れるべきだろう。
ちなみに「これ明らかにエピローグの会話だよな」と思ったシーンがあったけど、
それ二回挿入されていただけだった。
ちゃんとエピローグにも同じシーンがあった。
というか基本的にエピローグがよくわらかん。


立ち絵が残るバグ。
ちなみに発言もＮＧ。




・白川 千尋
実は前世で主人公と蘇芳姫の仲を引き裂いた張本人の生まれ変わり。
ちなみに前世では男だった。
つまり……。
なんやかんやあって付き合うことに。

このルートが一番酷かったな。
シーンが飛び飛びで時系列バラバラ。
千尋「最近ご無沙汰だったからいいでしょ？」
→　初Ｈ！
千尋「公園ってスリルがあるからいいわよね」
→　屋上！
この前怒鳴ったことがダメだったんだ
→そんなシーンない！
デートで失敗したから……
→そんなシーンない！
「先輩留学するんだよ？」　「あぁ、知ってるよ」
→知らない！
最近二人の仲がぎくしゃくしてるからなんとかしなきゃ！
→何故か二人が付き合ったのを知ってるのに！

まぁポイントとしては、
前世で二人の仲を引き裂いたのは自分だった。
そんな自分が彼と付き合っていいのか？
のうのうとみんなで笑い合っていてもいいのか？
な内容。


総評として。
やはりもったいない。
設定自体が切ないからなー。
前世の記憶があるとしたら、現代で付き合うヒロインは「前世の記憶があるから付き合うの？」
と葛藤するだろうし。
前世の記憶をふっ切って違うヒロインに行けばそれ自体が切ない。
付き合えば前世の記憶があるから？　と悩み、
付き合わなかったら前世の記憶はどうなる？　と悩む。
ずっとその設定は付きまとう。
いやほんと、どっかリメイクしてくれたらいいんじゃね？
しかし毒にも薬にもならなかったゲームだな。