◆ 公式
・_・ < 天使!?
「久しぶり」と言おう。朋に、土地に、季節に。それらは過ぎ去り、また出会うものだから。
枕のひまなつは素晴らしかった!
テキストもHシーンも!
だが、しかし、まるで全然!
この俺を満足(サティスファクション)させるには程遠いんだよねぇ!
まぁ何ていうか。
正直ちょっとアレ。
正直に言うとかなりアレだった。
面白くないわけではないんだけど……。
◆ まとめ
キャラ 75
テキスト 85
シナリオ 65
エッチ 90
キャラは可愛かったけど、複数原画という事で差が激しい。特にヒナ。
テキストは上手い。ストーリー系の書き方だけど。
シナリオはー。自分の好みではないけど構成自体はよく出来てる、と言えるのか?
エッチは大変良かったです。
アナルが1回しかなくてトチ狂ったかさいろー!? と思ったけど。
H回数は18。
詠:5
雛桜;4
ルカ;5
金剛石;4
ちなみにH回数4回以上とあったけど、2回戦目をぶった切ったのがルカであった。
Hシーンではいい意味でアホになる。
プレイ時間は多く見積もって、体験版部分の共通が5時間。
詠、ルカ、金剛石が5時間。
ヒナが4時間。雛桜が6時間くらいかな。
昨日13時間くらいぶっ続けでプレイして今日ほんと死にそう。
※ ネタバレ
自分がイマイチに感じた一番の理由はまず求めてた物とかなり違ったっていうのが。
そもそも体験版と本編の内容が大分違う。
いやまぁそれを意識させる部分はあったけど、ここまでそれを推すのか、と。
一言で言うと体験版終了してからから一気に伝記モノになった。
この地方に残ってる伝承やら伝説やらい言い伝えやら。
幽霊やら霊魂やら冥界がどうのって話が絡んでくる。
ちなみにひまなつと関係ないけど、自分が伝記モノ嫌いな理由は宗教やシキタリで処女独占NG要素が強いというのと。
そういう地方の迷信だとか謂れだとかオナニー設定を延々と読まされるから。
山と海が近くにある田舎の地元。
そこに新しい道が出来、新しい店が立ち、便利にはなっていく。
しかし幼い頃から知ってる土地がどんどん変わっていく様子を見て寂しく思う。
それは彼一人が嘆いたところで止める事などできない。
隣にいる彼女も同じように考えてくれて、
そんな変わっていく風景のように変わっていく想いと関係。
だけど変わらない絆。
都会に出て久しぶりに地元に帰ったとするじゃん。
すると知ってる店が潰れてたり、コンビニが新しく出来てたりするじゃん。
それを見て「地元も変わったなぁ……」と思いつつも、その中で変わってないところを見て懐かしさを感じるじゃん。
何ていうかそういうストーリーを見たかったんだけど。
例えるならクラナドの渚アフターみたいな。
春原が黒髪になって朋也君と一緒に大爆笑みたいな。
金剛石ルート。
陽介と金剛石は距離を縮めていくが、金剛石の母親である瑠璃子に見つかり引き離れそうになる。
金剛石の家はかなりの金持ちで、陽介とは身分が違いすぎる。
そして瑠璃子が出した試験に見事完璧に近い成績で合格する陽介。
すげぇな!
だってこれいきなり言われたんだぜ?
運動面は神父に鍛えられたからいいとして、学力テストも一発合格って。
その後なんやかんやあって、死んだ金剛石の父親の想いが詰まっている狐の面が出てきたりして見事結ばれました。
ん? いやまぁ深くはつっこまないでおこう。
ちなみに共通ではなぜかこの立ち絵は出てこない。
ブラッシュアップ前の立ち絵を回想で流用してるんですがそれは。
違和感がはんぱない。
ルカルート。
幼い頃、寂しさを紛らわすために生み出した人格のようなモノが今になって独り歩きする。
それは本来ありえない存在である青いバラのように。
元々この土地は冥世と現世の境界線上にあり、人の魂や想いが残ったりしやすい。
もちろんそれを導く存在もいるのだが……。
もうこの辺はなー。
本の扉で瞬間移動したり、幽霊を携帯で撮るとか、幽霊がメール送ってくるとか「w」を使ってるとか盗撮してるとか。
まぁルカがかなりスケベなのは間違ってなかったけど。
詠ルート。
この辺は体験版のペットセメタリーの流れで伏線というか示唆されてたけど、彼女の正体は黒猫。
昔、陽介と詠と黒猫の二人と一匹で遊んでいた。
しかしある時から詠は来れなくなってしまう。
彼女を待ち続ける陽介と、会いに来れない詠を悲しく思う。
気づくと黒猫は詠の姿になっていた。
そして彼女は詠として陽介と過ごしていく。
だけど彼女はマガイ。
人でもなく猫でもなく。
境界線に存在する紛い物の存在。
その後なんやかんやあってヨミは本当の人間、詠となりましたとさ。
黄泉 → ヨミ → 詠。
あんまり関係ないんだけど、
月子ちゃん「詠ちゃんって私より4つも上なのに年下っぽい」
出てくるキャラクターは18歳以上。
詠って22!?
いや待て待て。月子ちゃんが非攻略キャラと考えたら15歳。
それでも19かよ……。
ちなみに詠ルート以外では人間にはならず、マガイモノである彼女の存在は消えてしまう。
ヒナルート。
幼いヒナと過ごして、彼女が捨てられた理由を知る。
その事実は陽介にとっても衝撃的であり……。
そして彼女を捨てた母親の代わりに自分が愛する事を決める。
雛桜ルート。
それから10年後、ヒナは陽介や他の人達から充分愛されすくすく成長する。
雛桜を引き取り、親代わりになっていた陽介は正式な親子になろうと提案しているがそれは頑なに拒否する。なぜなら……。
そんな時、雛桜を捨てた母親と会う機会が訪れ……。
そしてなんやかんやあって雛桜は陽介の娘になり、妻になり、恋人となった。
大人バージョン。
ルカの青いバラはまだある。
同じ怒り方。
ぶっちゃけ月子ちゃんって朧白にいる土地神だと思う。
詠ルートでも神様がいる事は言われていた。
彼女は朧白を心から愛している。
そこに住む人を、動物を、花を、樹木を、風を、川を、海を、山を、空を、土地を。
望むのは朧白に存在する全てのものの幸せ。
雛桜ルートでも、
「私はただの傍観者。ヒナちゃんの物語のめくって、読み進めるだけの存在」
と言っていたし。
感想はだいたい、まぁそんな感じ。
金剛石、ルカルートで伝記っぽい設定をだし。
詠ルートでそれを回収。
雛桜ルートでは人間ドラマという構成なんだけど。
雛桜でそれまでの設定が全くと言っていいほど活かされてない。
詠ルートもある意味奇跡が起こった、というだけで事足りるしなぁ。
正直言って体験版プレイして気に入った人にこそおすすめはしない作品だった。
- 関連記事
-