◆ 公式
・_・ < というわけで全ルートクリア。
◆ まとめ
キャラ 70
シナリオ 75
テキスト 70
エチ 65
なんてもんかなー。
これはシナリオ目的で買ったから何だけど、やっぱりHや立ち絵が不安定。
そのシナリオに関しては充分サティスファクション(満足)とは言えないけど、そこそこ面白かった。
これは何というか、前にやったゲームの方がオチとしては優秀というか。
あっちの方が作りこまれてるから印象としては薄くなってしまったイメージ。
ちなみに陵辱シーンはあったけどオールスキップしましたd・ω・
※ ネタバレ
実はこの『終わる世界とバースデイ』というゲームは、ゲームの中のゲームだったんだよ!!な、なんだってー!?
関係ないけど自分は最初、
入莉が冬谷の事をトウヤと間違えてるのではなく、トウヤが自分を冬谷と間違っていると思ってた。
簡単に説明すると。
過去に死んだのはトウヤではなく妹の入莉。
冬谷とトウヤは自分達の記憶から入莉の意識を人工的に作り出す事を決意する。
時は流れて10年。
人工意識を作るのには一応成功した。
ここから重要なのは、経験させる事。
知識はあってもそれを活かせる経験を。
人格は作られてもそれを成長させないといけない。
妹の入莉に近づけるために。
そのために作られたのがこのゲームである。
過去になんらかの後悔を持っている一般人100人を募集し、
仮想現実内にて、延々と繰り返される2012年の9月。
入莉と触れさせ成長させることが二人の目的だった。
9月29日に世界が滅亡するというのはその後悔を払拭させるためのタイムリミット。
時間制限があれば人は心残りを解消しようとするだろう。
そしてそれは入莉以外に選ばれたヒロインと、選んだ冬谷自身に対する罰。
だから各ヒロインルートで滅亡する理由が違った。
そしてイリは、自分のためだけに100人の未来を奪う事を良しとせず、入莉は自分自身の凍結を望んだ。
イリが入莉となるために成長した結果、
入莉が望むものが皆の返還で自身の凍結だったのは皮肉。現実に戻った冬谷には何も残らなかった。
トウヤはこの事件以来音信普通。
他のヒロインと会う事もしなかった。
彼らはこの現実にとって接点というものは全くと言っていいほど存在しないからだ。
「この世界にハーレムエンドなんてない。誰かが選ばれたら、誰かが涙を飲む」
柊が言った通り、入莉を選んだのだからこそ、彼女らと会ってはいけない。
それはまた新しい後悔になるだろう。
もちろん、10年の年月を使って蘇らそうとした愛しい人もいない。
再就職をし、無事に過ごしている冬谷が行き着いたのはスカイタワー。
そこで見たものとは……。
まぁそこは言わないけど。最後に言っておくと、このゲームにはある意味で絶望しかない。
全員がハッピーエンドを迎えていない。
入莉は消えて。
ミカと死に。
柊と停滞し。
ナルと還った。
ただ最後に。どんな辛い事があろうと。
ハッピーバースデイ。生まれてきてくれてありがとう。生んでくれてありがとう。ほんの少し。小さな一歩を踏み出す勇気を与えてくれる。
柊の消えるシーンで「お父さん」と呼んだのには思わず涙した。
相変わらず家族愛モノに弱い。
そういや自分は「どうせなら9月29日に出したらよかったのに」。
と言ったけど、このゲーム内の現実世界だと7月だった。
まぁいろいろツッコミどころはある。
結局殺人ウイルスの正体がミカの血液だったとは意味があったのかとか。
今まで何週もしたのならタイムカプセルがもっと埋まってていいはずだろうとか。
あんな状態で冬谷とナルをトウヤが放置するのはおかしいとか。
でもまぁ。
綺麗に終わらしたなぁ。という感想を抱かせてくれる。そんなゲーム。
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ただ、物書き目指したこともあるのならもうちょっと誤字はなんとかならんのかね?